昨日の続きを書きますね。
今行っている内科の先生に出会うまでです。
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その日も下痢と腹痛に苦しんだ私は、近所の内科(鈴木医院と言う)で「腸の痙攣を止める薬」と言うものを処方してもらった。
それを飲んだ日の夜から、今度は吐き気に見舞われるようになったのである。

何度も波のように襲ってくる吐き気。
しかし吐けない。
苦しい、とにかく苦しかった事しか記憶にない程に。

我慢できずにその鈴木医院に駆け込もうとしたが、生憎木曜日、「休診日」だった。

もう精神的に限界だった。
苦しくて苦しくて涙が後から後から流れてきた。

木曜日に開いている病院を「タウンページ」で探してもらい、主人の車で夕方6時頃に駆け込んだ。

自宅から歩いて15分と掛からない所にある小さな内科。

そこの医師に私は、心療内科にかかっている事、鈴木医院で貰った薬で吐き気が止まらなくなった事、そしてそれ以前のことまで事細かに話し、この吐き気を止めて欲しいと訴えた、その間も後から後から涙はあふれてきた。

静かなその先生は、私が飲んだ薬は3流メーカーのもので、体に合わない事が度々あるといい、とりあえず吐き気を止める為と脱水を防ぐ為の点滴の処置を指示し、ゆっくり休んでいくように言ってくれた。

1時間くらいかけてゆっくり点滴は落とされ、先生は患者さんの診察が途切れるたび様子を見に来てくれ、家庭状況、病歴、色んな事を尋ねた。

診療時間が終っても、ずっと側に付いていてくれた。

結局点滴が終る頃には8時半を回っていたが、帰りの心配までしてくれた先生は、明日もう一度診せて欲しいといった。

私は、初めての患者にここまで親切に接してくれた医師に感謝し、主人を呼んで迎えに着て貰い家に帰り着いた。

そして私は翌日にもう一度その内科を訪れ、診察を受けた。

医師は、次回の心療内科での診察の結果を知らせて欲しいという事と、遠くの心療内科に通うのが辛いならここでも同じ様な薬はあるからと、いつでも受け入れる用意がある事を話し、点滴の処置をもう一度してくれた。

翌日に心療内科の予約は取ってあり、その日は主人にも同行してもらい診察を受けた。

合わない薬を飲んだ為に吐き気で苦しんだその一連の事を私は話し、薬を変えてくれるように私は頼んだ。

だが心療内科の医師は、同じ様な「腸の痙攣を止める薬」と前回と同じ「リーゼ」を処方しようとした。

流石にこれでは効かないと思った私は、もっと強い薬をと頼み込みやっと違う抗不安剤を処方してもらえたのだが、この薬を飲んでも不安な状態は変わらなかった。

もう八方ふさがり・・・、そう感じていた私はすがるような思いで先日親切にしてくれた医師のもとを訪ね、心療内科で貰った新しい薬を見せ、心の中に溜まっていた苦しさ辛さを一気に吐き出した。

涙が後から後から溢れ出したが、廻りを気にする余裕はなく、もう自制は効かなかった。

泣きつづける私に、その医師は優しく「ここでも治療はできるから良く考えてみて下さい」といってくれた。

その日家に帰ってから、主人と相談をした。

このまま心の病気の分野ではプロの心療内科に通いつづけるか、親切で家から歩いてでも行けるけど、心の病気についてどれだけの知識を持っているかは判らない内科とどちらで治療を受けるかを。

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続きは明日書きますね。

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