着物でお出かけ

2001年5月26日
懲りもしないでまた某百貨店の、今度は「大雑端市」なる催しに出かけた。

着物を探しにである。

着物には決まり事が多い。
5月までは袷と言って裏地のついている着物を着るが、6月に入ると単衣と言う裏地無しのものになる。
7、8月は盛夏物「絽」「紗」と言った透ける薄物になるらしい。

最近ではこの決まり事もいくぶん「臨機応変に」と言った考え方に変わりつつあるらしいが、それでも真夏に袷は暑いに決まっている。

着物好きの私としては、年間通して着られるほどの種類と枚数を欲しいと思ってはいるが、なにぶん「飽きっぽい」と言う自分の性格は自分で熟知しているので、そんな無謀な事はしないよう自分を戒めている。

ま、今はとりあえず9月にも着られる(それくらいまでは飽きずにいるだろうと踏んで)単衣の着物を手に入れたかったのだが、ネットオークションでは判らない「手触り」と言うものの勉強をかねて呉服売り場に行って見ようと思い立った。

当日の朝、結構お天気も良かったので、着物を着て行こうかなーと思い立ち、和ダンスを物色。

とは言っても5月下旬ともなると日中袷の着物はヘビーかも知れないと思い、ウールの涼しそうな単衣に化繊の名古屋帯をしめて出かけた。

着物で出かける事には随分と慣れてきたので街中を歩くのは平気だが、こと呉服売り場となるとちと勝手が違う。

この道何十年とか言いそうな店の主人が寄って来て、あれやこれや勧めながらさりげなく客のお召し物を値踏みするらしい。←あくまで聞いた話である。

基本的にウール物は安いものが多い。

ちなみにこの日私が着ていたのは、新品だったとは言えリサイクルで買った200円也の着物である。

さすがに後悔した。

気後れするのである。

心の中で「暑くても我慢して袷の大島着てきたら良かったなー」と考えた。

まああまり気に入った代物もなかったこともあって早々に売り場を後にしたが、着ていく場所によって着物は考えにゃならんなと思った一日だった。

ま、考え方一つなので、高いものを勧められない様に気安い着物で出かけることも戦略に出来るかもしれない。

こんな事を経験しながら、安い着物でも高物に見せられる良い女になるのが目標だが、まだ着物を「着る」のではなく「着られている」私にとって、それは遥か彼方チベットの山脈より遠い道のりに思える。

でも好きだと言う気持ち、着たいと言う気持ちが一番大切なんだと思うから辞めないもんね!

今のところは・・・・(飽きっぽいんだもん、私)。

旦那さんはこの日のいでたちを「初夏らしくていいんじゃない」と誉めてくれた。

その言葉で十分なのかもね♪



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