悲しい事件
2001年6月10日お隣の池田市で小学校に男が乱入、8人が犠牲となり命を落とされると言う事件がおきた。
怪我をされた方も相当数居られるらしい。
なんとも痛ましく悲しい事件である。
犠牲となり、亡くなった方には心からご冥福を、今まだ入院中の方々には一日も早い回復をお祈り申し上げる。
この事件、お隣の池田市で起きたとあってこちらでも当日はあちこちで話題になっていた。
幼稚園のお帰りのバスを待っていたら、幼稚園の副園長先生がいらして、
「公園でも決して子供から目を離さないで!」と言っておられた。
「幼稚園の安全面での対策はどうなのか?」とのお母さんの質問に、
「園では鍵を2箇所掛けている」、
「ドアの音がすればすぐに見える場所に必ず誰かがいる」との事でした。
今回は教育機関への連絡が早く行われ安全面での注意を促されたらしい。
とにかく亡くなったお子さんの親ごさんの心中をを思うと、同じく子供を持つ者として他人事ではなく胸が潰れそうな思いがしている。
ただマスコミの報道で気になったのは、最初の報道で
「犯人は精神安定剤を服用云々」と言われていた事。
これによって、
≪精神安定剤を飲んでいる人間=犯罪を犯しかねない人間≫
と言う図式が世間の人の頭に刷り込まれないかと言う懸念がある。
犯人は精神安定剤を多量に服用していたと言う話。
トランキライザーならともかく、安定剤はその反対の作用「気分を鎮めるもの」であり、
極論かも知れないが「犯罪を犯さない為に飲むもの」
そういう位置あいにあるものだと思う。
これを混同される事は非常に危険だと考える。
私自身も「精神障害者」であるから、こういう事件があるたびに
精神病院に通院歴が・・・、向精神薬を服用・・・、などとまず書かれる事に非常に敏感である。
大多数の精神障害者は、向精神薬を服用しながら何とか普通の社会生活を送ろうと必死に頑張っていると言う事実を知っていただきたい。
事件を起こすのはほんの一握りの、それもかなりの重症な患者である事。
それが安定剤を飲んでいたとか、精神科に通院歴があったとかだけを取りざたされると、今まさに心の病に苦しんでいる人達が、世間の目を気にして行けなくなるのではないと言う心配がある。
このような報道の為に精神科に行かない、行けない人が増える方が本当はもっともっと危険な事なのである。
かといって今回の事件の犯人に酌量の余地は全く無い。
「死にたくても死ねなかったから、死刑にして欲しかった」
それでは殺された子供たちは、犯人が目的を達する為の道具に使われたと言う事か。
どうして何にも罪の無い子供たちが死ななければならないのか。
本気で死にたいと願うなら、ひっそりとその目的を果たして欲しかった。
今ごろ亡くなった子供さんの親ごさんは、
気も狂わんばかりの悲しみの中に居られるだろう事を考えると、身勝手な犯人の行動に激しい怒りを感じるし、法的にもきちんと罰されるべきだと強く思う。
ただ今、多くの精神障害者が「十羽一絡げ」に考えられる事を恐れていると言う事も知っていて欲しい。
事件を未然に防ぐ為に重度の精神障害者を隔離するのは可能かもしれない。
でも何処にボーダーを引くかとなると、それはとても難しい問題である。
世間が魔女狩りならぬ障害者狩りに走らないことを祈るばかりである。
とにかく悲しい事件である。
近くに住んでいるせいか、自分が精神障害者だからか、たくさんたくさん考えさせられる事件である。
怪我をされた方も相当数居られるらしい。
なんとも痛ましく悲しい事件である。
犠牲となり、亡くなった方には心からご冥福を、今まだ入院中の方々には一日も早い回復をお祈り申し上げる。
この事件、お隣の池田市で起きたとあってこちらでも当日はあちこちで話題になっていた。
幼稚園のお帰りのバスを待っていたら、幼稚園の副園長先生がいらして、
「公園でも決して子供から目を離さないで!」と言っておられた。
「幼稚園の安全面での対策はどうなのか?」とのお母さんの質問に、
「園では鍵を2箇所掛けている」、
「ドアの音がすればすぐに見える場所に必ず誰かがいる」との事でした。
今回は教育機関への連絡が早く行われ安全面での注意を促されたらしい。
とにかく亡くなったお子さんの親ごさんの心中をを思うと、同じく子供を持つ者として他人事ではなく胸が潰れそうな思いがしている。
ただマスコミの報道で気になったのは、最初の報道で
「犯人は精神安定剤を服用云々」と言われていた事。
これによって、
≪精神安定剤を飲んでいる人間=犯罪を犯しかねない人間≫
と言う図式が世間の人の頭に刷り込まれないかと言う懸念がある。
犯人は精神安定剤を多量に服用していたと言う話。
トランキライザーならともかく、安定剤はその反対の作用「気分を鎮めるもの」であり、
極論かも知れないが「犯罪を犯さない為に飲むもの」
そういう位置あいにあるものだと思う。
これを混同される事は非常に危険だと考える。
私自身も「精神障害者」であるから、こういう事件があるたびに
精神病院に通院歴が・・・、向精神薬を服用・・・、などとまず書かれる事に非常に敏感である。
大多数の精神障害者は、向精神薬を服用しながら何とか普通の社会生活を送ろうと必死に頑張っていると言う事実を知っていただきたい。
事件を起こすのはほんの一握りの、それもかなりの重症な患者である事。
それが安定剤を飲んでいたとか、精神科に通院歴があったとかだけを取りざたされると、今まさに心の病に苦しんでいる人達が、世間の目を気にして行けなくなるのではないと言う心配がある。
このような報道の為に精神科に行かない、行けない人が増える方が本当はもっともっと危険な事なのである。
かといって今回の事件の犯人に酌量の余地は全く無い。
「死にたくても死ねなかったから、死刑にして欲しかった」
それでは殺された子供たちは、犯人が目的を達する為の道具に使われたと言う事か。
どうして何にも罪の無い子供たちが死ななければならないのか。
本気で死にたいと願うなら、ひっそりとその目的を果たして欲しかった。
今ごろ亡くなった子供さんの親ごさんは、
気も狂わんばかりの悲しみの中に居られるだろう事を考えると、身勝手な犯人の行動に激しい怒りを感じるし、法的にもきちんと罰されるべきだと強く思う。
ただ今、多くの精神障害者が「十羽一絡げ」に考えられる事を恐れていると言う事も知っていて欲しい。
事件を未然に防ぐ為に重度の精神障害者を隔離するのは可能かもしれない。
でも何処にボーダーを引くかとなると、それはとても難しい問題である。
世間が魔女狩りならぬ障害者狩りに走らないことを祈るばかりである。
とにかく悲しい事件である。
近くに住んでいるせいか、自分が精神障害者だからか、たくさんたくさん考えさせられる事件である。
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