民族大移動。

2001年8月13日
また例年どおりの民族大移動の時期。

働きすぎ日本の国民に、ささやかな休暇が与えられる盆休み。
自分の生家に帰り先祖の墓に参るという、仏教徒の多い国らしい事象である。

でもほんまにあんたら仏教徒か?と言いたくなる人間ばっかりだというのにそれがなぜか認められるんだなぁ、この国は。

かく言う私も一応仏教徒って事になるんだけど、この盆は帰省しない。

表向きの理由は椎間板ヘルニア(のなりかけ)が痛むから、車に長時間乗るのは無理だという理由。

本音は「旦那の実家に帰っても気を遣うだけだし、家でのんびりしてる方が楽ちんかな?」ってなところ。

確かに主人の父も母も良い人だと思うし、私も嫌いではないけれど、それでもあの家では私はやはりたった一人の他人に等しい。
あ、うんの呼吸に付いていけないところが多々ある。

姉に家に行っても温かく迎えてくれるのは解かっているし、姉も何時帰ってくるのかと1週間ほど前から何度も電話を掛けてくれるが、やはり姉の家にいても私はお客様である事には違いない。

実家が無いと言う事がこんなに寂しい事だとは・・・・。

母親の墓に墓参もしたい、父親のホームを訪ねてあげたい。

色々したい事はあるが、最後に今夜泊まる場所は?と考えると「何処に泊まろうか?・・・・」となる。

それが嫌で帰りたくないんだ、きっと。

明日旦那が娘を連れて実家に帰ると言っていた。

今年は家に一人でいよう。
私ひとり、亡くなった母親や、祖父、祖母の事を一杯思い出してあげよう。

沢山沢山泣くかも知れないけれど、せめてもの供養に・・・。

「墓は逃げちゃ行かないさ」ってそう思おう。


でもきっと一人きりのシェルターはとても淋しい。

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