「本当に鬱病か?」
そんな風に問われたら
「はいそうです」とうな垂れるしかないが、最近の私を見た人は「元気なおばさん」そのものだと思う。

前回も書いたが、今私は「軽繰状態」にある。

昨日は大阪の大問屋街、船場に足を運んできた。
ここに入っている呉服屋さんのHPを私はお気に入りにしている。

この呉服屋さん、いつもオリジナリティーあふれる商品作りに尽力されているのだが、
その熱い想いと言うか、エネルギーがHP上からも伝わってくる様に思える。
「常に先を先を見ている」好奇心の塊のような、「その人」に会ってみたくなった。

もちろんUPされている画像の着物にも興味があったし、買う前に1度実際に手に取って見たかった。
いつも買っているアンティーク着物ではなく、現代の普段着。

家の内で、買物に行く時、子供と公園で遊ぶ時、汚れても自分で洗えるような気軽な着物。
私にはそういう着物も必要。

なにせ5歳の子供は自分がどんなに汚れていようと体当たりで抱きついてきてくれるしね・・・。
それをこちらも全身で受け止めてやろうとすると、綺麗なおべべは着てらんない。
「ポリエステル100%」「洗濯機OK」これでなくてはならない。

でもおしゃれ心は捨てらんない。
そこはやっぱり女だもの、ささやかな「こだわり」ってものを持ちたい。

そんな私のニーズに合った着物を置いているお店が上に書いた船場のお店。

実際に店にお邪魔してみると、やはり件のHPの製作者である息子さん、熱い!

その日も京都で新しい反物を3反ほど探して帰ってこられたところで、汗をかきかきそれをどう料理しようか思案中だと熱心に話しておられた。

考えるより先に行動するタイプのお方。
それは、私にはないものだな・・・。

若旦那、常にどうすればお客のニーズに応えられるか考えておられるようで、とても好感の持てる人だった。
なにより仕事を楽しんでいる感じがとても良い。
本来普段着であった着物を日常から切り離し、高価で冠婚葬祭時にしか着られない高級民族衣装に祭り上げてしまった呉服業界に、こういう人が居てくれるのは心強いと思う。

作家物も良いけどね、「気が付いたら誰も着てくれない世の中だった」じゃ意味がないじゃん。

このお店でアンティーク調のポリの着物を1枚お買い上げ。
茶色がかった紫に小花模様。
地味すぎるかと思っていたが、羽織ってみたら以外に映える。
お気に入りになりそうだ。
あとは帯か・・・・。それを探すのもまた一つの楽しみ。

その後は日本橋の古着街まで足を運んだが、あいにく木曜はお休み。
仕方なく付近をぶらぶら。

日本橋の裏手はあやしい店もあるからか、そこへは旦那さんが一緒に付いてきた。
恵比寿の駅で仕事の終わった旦那さんと合流、ランチをしてからお手々つないでの散策だった。
これって結構幸せ。

旦那はここに限らず、私が怪しげな所に足を踏み入れるのを極端に嫌う。
新世界付近は立ち入り禁止令が出ているほど。

大阪に嫁いで7年、通天閣さえまだ上がった事がない私。
「私をスキーに・・・・」ならぬ、誰か「私を通天閣に連れてって!」。

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