与勇輝展

2001年12月29日
人形展に行ってきた。

いまやかなり有名なお方となられた「与勇輝」氏だが、私が初めて彼の人形に出会ったのはかなり昔で、多くの方がそうであるようにその出会いはTV番組「徹子の部屋」である。

このTV番組で私は初めてこのような「生きた人形」に出会った。

そのときに見たのは「ニングル」、妖精であったが、TVのモニター越しにでさえ、人形の感情と言うか、人形が見据えたその先にある何かを感じ取れるような気がした。

一目で魅了された。

それからずっと彼の人形に恋焦がれ、いつか機会があれば実際に生で見たいと思っていたが、なかなか機会はなく、しかしいつかは・・・と思っていた。

大阪で彼の人形展があった時にはまだ体調が思わしくなく、一人では出かけられなかったため、旦那に一緒に行ってくれるよう頼んだが、「もう少ししたらね」とはぐらかされた。

今回は京都で人形展が開かれると知り、少し遠いが思い切って出かけてみることにした。

冬休みと言う事で娘のバブちゃんも一緒一緒に連れて行ったが、無理をしてでも見に来られて良かったと心からそう思った。

永年恋焦がれてきたせいか、会場に入ってから出てくるまでどう歩いたのかをあまり覚えていない。

ただ人形だけをボーっと眺めていた気がする。

娘が退屈そうにしていたのは何となく覚えているが、ただただ硝子ケースの向こうの人形に魅入られていた。

指の先までゆきとどいた神経。
2本の足の裏への重心の掛かり方さえも、それは生きているもののそれだった。

電車に並び座る幾人もの乗客。
一人一人に人生があり、想いがあるように思えた。

中でも一体の老婆の人形には、それまでの人生の喜びや哀しみと言ったものが表情ににじみ出ており、一際印象的だった。

子供連れでなかったらもっともっとそこに居たかったくらいである。

もし時間に余裕のある方は、是非ご覧になることをお薦めする。
29日まで京都高島屋の7階で「神様のかくれんぼ」と言うタイトルで開催されている。


京都まで出たついでに古着屋も見に行ってきた。
12月1日にオープンしたばかりと言うお店。

商品の数には驚かされたが、まだ整理が出来ていないとのことで、あちこちに商品が置いてあり値札のついていないものも多く、もう少し落ち着いてからもう一度いきたいと思う店だった。

価格は古着屋価格。
市に比べるとやはり高いが、きれいなものが多く安心して買物ができると思う。

多分今年最後の京都行き。
着物を着るようになってから、京都は随分身近な町になった。

来年ももっともっと行けると良いなぁ。

でもやっぱり女の楽しみは女どうしがいいな。
バブちゃんは・・・・・・。
可愛いんだけどね。

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