初天神

2002年1月27日
25日、京都の北野天満宮では毎月市が立つ。

特に一月のそれは「初天神」と呼ぶそうだ。

私は天神さんの市にはまだ行った事がなく、いつか行ってみたいなぁと思っていたが、今月は25日に旦那がお休みというラッキーがあったので娘の事はお任せして、いざ天神さんにレッツゴー!と相成った。

阪急西院の駅を降りてバス停に向かうと、すごい人、人、人。
みーんな天神さんに向かう人。

バスは5分間隔位で次々に来るが、どれも西院のバス停ですでに満員状態。
一体いつ乗れるものかとため息・・・。
「やっぱタクシーにし様かなぁ・・」と考えていると、後ろのおば様のひそひそ話が聞こえる。
「えらい満員やねー、いつ乗れるんやろか」
「ほんまやね、それに何番のバスやのん?」

おぉ!このおばさんたちも初めての天神さんか?

おばさん2人に声を掛けて誘惑してみる。
「来るバス来るバス満員ですのよ。いつまで待つなあかんのかしらねー」
まず同じ境遇だと言う事を主張して、共感してもらう。

次に
「これやったらバスよりタクシーの方が早いんちゃいますやろか?」
「3人一緒やったら割ったらそんなにかからんやろしー」
提案してみる。

おばさん2人引っかかる。

「そやねそないさしてもらおか、いつまで待っても満員やったらねぇ」

相乗り決定!

即座にタクシーを止めておばさんがたに乗ってもらう。
が、もう一人乗れそうだ。

「天神さんに行かはる方、一緒にどないですー?」

もう一人引っかかる。
「いや〜あてもいっしょにええでっしゃろか?」
おばあちゃん一人GET!

かくして天神さんまで4人快適にタクシーでぶっ飛ばす事になった。
女同士タクシーの中は和気藹々。
あっという間に天神さんへ。

タクシー代1050円なり。
4人で割ると280円。バス代は220円。
快適さとスピード代に差額60円はおいしすぎるってもんだ。

しかし・・・、20歳の頃なら他人に声なんか掛けずに一人でタクシーに乗ってただろうに、その後20年で女とはこうも変われるものか・・・。

あの頃他人様に自分から声をかけるなんて恥ずかしくって出来なかったなぁ・・・。

あぁ、遠い日々。

恐るべし、おばさん化現象!
これを読んでるあなたっ!貴方もいつかこうなるのよ!(笑)

さて天神さん。
とりあえず最初はお参りお参り。(謙虚でしょ?)

境内の梅もちらほら咲いて、いい香りがする。
受験生かな?一生懸命拝んでいる人もいて、ここは学問の神様が祭られているのだと実感。

しかし私の頭はこれ以上良くはならないだろうし、せめてこれ以上呆けませんようにとの願いをこめて、お参り。

さぁーて古着屋さんは何処かなー?
ははは、ごめんね菅原道真さん。
目的はこっちなのだよ。

ここは東寺さんの市と比べると、売り物事のゾーンが何となく決まっていて、古着屋は古着屋ばかり固まって並んでいる。

あとは・・・あさるあさる。
着物、帯、羽織、片っ端から広げてみるけれど、この日はあんまりいいものはGET出来ず終い。

残念だったけど、梅の良い香りを嗅がせてもらっただけで良い気分。
花の効果は不思議なほど大きい。

歩き疲れて帰りの電車はどーしても座りたかったので、一旦四条河原町まで出ることにしバスに乗ったが、これが遅い!
市内の渋滞は半端な物じゃなかった。
結局河原町まで1時間立ちっぱなし。
それも小刻みに動いては止まるものだから、その度にこけないように踏ん張る私の腰は・・・いってしまった。
痛い・・・、ずきずき痛む。

河原町でやっと満員バスから解放された時には腰痛持ちのおばさんになりきっていた。

帰りも快適ツアーを組むべきだったと反省。

それにしても初天神、怪しげな物は売っていなかったが(残念)、バラエティに富んだ出店が出ていて楽しかった。
着物は殆んど500円で手に入れたし(これを打ちながらもう着ている)一日十分に遊べる所だった。

次は、やっぱり東寺さんに行くぞー!

今度は着物で行こう。
京都にはやっぱり着物が似合う。

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