別れ話?

2002年3月5日
旦那が出張に出て行った。

本来なら明日朝早くの出発のはずだったのだが、本日急遽入った仕事は、あのUSJ「バック トゥ ザ フューチャー」のアトラクションの監視カメラ移設工事。

当然、営業終了後にしか手はつけられない。
つまり夜間の工事。

多分終わるのは明日朝の3時ごろ。
家へは帰らずそのまま出張先へと出発するとの事。

事故など起こさねばいいのだが・・・。

と書くと、非常に私が冷静のように感じられるかもしれないが、実は午前中から涙の嵐。

掃除機かけては涙、洗濯物干しては涙。
化粧の最中にも泣くもんだから、なかなか捗らず妙にあっさりした顔に・・・。

旦那はと言うと、もうどうして良いやらお手上げ状態だったようだ。

あれやこれやで機嫌を取ろうとしていたけれど、それで出張がなくなるでなし、泣きつづける嫁に途方に暮れていた。

昼になり「どこか食べに行こか?」と尋ねられたので無言で頷き、近所の店にランチを食べに行った。

店に入っても涙は止まらず、ハンカチで目頭を押さえたままの私。

声は涙声の上に鼻水をすする音つき。

周りの客にはきっと別れ話の最中に見えたんじゃないか?

「そんなに泣かいでも・・・」
「そんなん言うてもどないしてええか解からん、私。」

こんな会話が聞こえてくればなおさらだろう。

轟々と泣きながらも「あ、私エビフライ定食」。
おろおろしながらも「俺、本日のランチ」。
オーダーはちゃんと言う。

そして泣きながらもきっちり食う。(笑)

4時頃に家を出ると言う旦那を見送るのが嫌で、店を出たあと旦那と別れ、そのまま電車に乗って出かけた。

玄関で見送ったら淋しさでどうにかなってしまいそうだった。

一度だけ振り返って大きく手を振った。
涙がまた溢れてきた。

娘を迎えに行く4時まで買物をしたりして過し、駅からそのまま保育園に迎えに行き、家に帰ると旦那はもう出かけた後だった。

家はきちんと片付けられ、留守にする間の予備の灯油も買ってあった。

・・・そして置手紙。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
行ってきます!!
土よう日には1度かえります。
るすにしてごめんなさい・・・
愛してるよ!!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

旦那らしい、漢字の少ない短い手紙。

置手紙なんて滅多に書かない旦那の、「いつも気に掛けているよ」と言う、目一杯の意思表示。
おまけに1度帰って来るという精一杯の譲歩。

それが短い文面に詰め込んであった。

なんだか可笑しくて、でも嬉しくて・・・また泣けた。


こうして9日間の母子家庭はスタートした。
文面どおりに土曜日に帰って来れるかはあやしいもんだ。

それはそれで良い。
今は無事に、そして早く帰ってきて欲しい。
それしか考えられない。

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