花見

2002年3月30日
体調が宜しくない・・・。

ここ数日で何度救急車を呼ぼうかと思ったか。

1回目はパニック発作。
2度目は腹痛。
あと酷いめまいなど「本当になんでこんなに一編に来るかなー」と思うくらい、立て続けに辛い思いをさせられた。

殆んど家にこもりっぱなし。
一度だけ梅田まで用事で出かけたが、その夜はまた急降下。

病院にも行ったが埒開かず。

毎年この時期はあまり体調は宜しくない。

同じ鬱病持ちの友人にも尋ねると、やはり体調が宜しくないそうな。

「木の芽立ちやしなぁ、あんまりようないわ」
との友人の話で、昔母親が「木の芽立ちはおかしな人が出てくるから気をつけなあかんで」と言っていたのを思い出した。

友人と2人、「そのおかしな人に私らがなるとはなー」と言って笑った。

母親が指したのはおそらく精神異常者であり、母親にとっての精神異常者とは、きっと精神障害者をも含めた精神科にかかっている、もしくはかかるべき人間だったのだろうと思う。

そう考えると娘である私がその「おかしな人」の範疇に入っている事はとんでもなく親不孝に思えてくる。

お母さんごめんなさい、である。(笑)


しかしどんなに体調が悪かろうと、桜の開花宣言を聞くと花見に行きたくてうずうずしてくる。

桜というのはどうしてこんなにも日本人の心を魅了するのだろうか?
他の花には感じない執着心が桜には感じられる。

桜を見逃してしまった年など、まるで自分には春が来なかったかのように感じるほどに、である。


2年前鬱病を発症した年は寝たきりの生活であったので、花見など到底無理であった。

それでも人づてに聞く話やTVのニュースで桜が話題にのぼると、布団の中にいる身でも桜に恋焦がれたものだ。

その頃から比べれば、今はきっと随分良くなったと言えるんだろうな・・・。


今日娘と2人で公園に行って花見をした。

満開の桜の木の下にシートを敷いて、サンドイッチを食べた。
人から見れば「それが花見かいっ!」と言われるかも知れないが、それでも私には充分なほどの幸せだ。

5歳の娘と2人で桜を見上げ、「きれいだねー」「うん、きれいだね」と言葉を交わせることが私にとっては幸せなのである。

小さな不幸せは幸せを数倍に大きくしてくれるらしい。

コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年5月  >>
27282930123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

お気に入り日記の更新

この日記について

日記内を検索