芝居

2002年4月8日
久々に芝居に出かけた。

友人が3枚チケットを取っていたのを知り「一枚譲ってー」と言ったら譲ってもらえたもので、何事も声を上げるべきだと実感。

とっても良い席で観させてもらえた。

私も好きな役者さんばかリ出演されていたし、脚本家も好きな人だった。

面白い芝居だとは思う。
でも今日のそれは私の求めている面白さとはちょっと違ってた。

私の好きな芝居は、観終った後帰り道まで心がぽかぽか暖かいままでいられるような、優しい優しい芝居だ。

でも最近そういう芝居になかなか出会えない。

大好きな劇団があるが、そこの芝居でもそんな気分になれることが滅多になくなってきた。

「この脚本、ちょっと詰めが甘いんとちゃうかー」と思う反面、「見る側の自分の心がギスギスしているから前みたいに感動できないんだろうか」とも思えてドキッとする事もある。

来週も芝居を観る予定になっているので、今度は好きな芝居に出会えるといいなと思っている。

話は変わるが、劇場に向かう行きの電車で、娘の幼稚園のお友達とそのお母さん方にお会いした。

なんでも幼稚園で書いた絵が知らぬ間に展覧会か何かに出品されたらしく、彼女達の絵は見事入選したそうだ。

その絵が某所で展示されているので、2組揃って見に行かれるとの事。

ちょっと羨ましくなってしまった。

ヨソ様の子供さんと我が娘を比べても仕方ないのは重々承知しているつもりなんだけど、それでも親と言うのはどっかで我が子が買った負けたと張り合ってる部分があると私は思う。

だからお受験とか、劇団オーディションに燃える親がいるんだろうね。

前にも書いたが、我が娘は口は達者だが、成長度合いと言う点では少し幼い所がある。

運動神経のあるなしというところはその最たるところで、我が娘にはかなりの遅れがある。

その代わりと言うか、絵を書く、工作をする、歌を歌う、とかのジャンルは、親の目から見て「なかなかじゃん」と思える。

その絵で、我が娘は入選どころか、佳作にすら選ばれなかったと言う事実はちょっとショックだった。

うーん、最後の砦が崩されちゃったって言うのかなー。
ちょっと大げさかな?

もちろんこの事は娘には話していない。

そういう話をすると、「お母さんをがっかりさせたんじゃないだろうか?」と気にする娘だと言う事はよーく判っているから。

私は人様と争うのは好きじゃない。
争いは勝ったにしても負けてしまったにしても遺恨を残す。
その気まずさが苦手だ。

多分自分が傷つくのが怖いんだな。
最近そういう思いをする事が多かったからね。


だからかな?
その分娘に期待してしまう自分がいる。

娘にはやはり勝者の人生を歩ませたいと言う、親心と言う名のエゴ。

身勝手だけれどね・・・。


こう書いてると、やっぱり最近芝居が面白くないのは観る側の自分の心が汚れちゃってるように思えてきた。

やっぱり原因は私の中のヨゴレタモノ?

これが年をとるって事なのかなー?とも思うけれどね。

とりあえず明日は娘と花でも見に行って、心をきれいにしてもらおうかな・・・。
今日ちょっとだけ人と比べちゃった罪滅ぼしに、一杯一杯抱っこしちゃおう。

*********************
お気に入りに登録してくださった「もももんがさん」「asamiさん」「りえさん」ありがとうございます。
下手くそな文章ですが、読んで下さる方がいると言うのはとっても力になります。
毎日は無理ですが、こまめに更新するよう努力しますのでどーぞよろしく♪


コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年5月  >>
27282930123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

お気に入り日記の更新

この日記について

日記内を検索