マザーズ・ディ

2002年5月12日
義母が退院してきた。
それが何より嬉しい。

私の母はわずか49歳で癌で逝った。

自分が着々とその年に近づきつつあるのが不思議な気がする。

自分の中では母はやはりあの物知りで、器用で、てきぱきと家事をこなす母であり、私は未だにその母親に甘える子供だ。

親孝行、したい時に親はなし。

全くそのとおりで、私は母に何の親孝行もさせてはもらえなかった。

「今ならあんな事もこんな事もしてあげられるのに・・・」と考えると、悔しさだけが募ってくる。

「思い出してあげるのが供養よ」
幼稚園の副園長先生にそう言われたことがあるが、思い出すにはまだ辛すぎると事が多すぎて、母親との思い出のその殆んどは封印しているのが現状だ。

マザーズ・ディ
今は私も母親になり、娘からプレゼントを貰う立場になった。

今年は幼稚園で作ったメモホルダーだった。
(材料はトイレットペーパーの芯だったが・・・笑)

可愛い絵も書いてもらった。

嬉しくもあり、娘への可愛さが一層募ってくる。

私の親孝行は当分の間、この娘を精一杯の愛情で育てる事なのかもしれない。

母もそれを1番喜ぶに違いない・・・そう思う。

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