2月のとある金曜日、キャラメルボックスの「夏への扉」を観て来ました。

「夏への扉」ってメジャーな小説らしいのですが、私はまだ読んでいません。
なのでまっさらなままの気持ちで観劇。

才能ある技術者が共同経営者(とその妻)に騙されて、自身の会社も開発途中のロボットもなくし、愛猫ビートだけを連れ「コールドスリーブ」して30年後に目覚めるという話。

コールドスリーブとは身体を4度Cに保ち仮死状態にして生きながらえさせる方法らしいです。


でも30年後の世界は・・・から始まるストーリーです。


原作がしっかりしているからか、すごくスピード感ある芝居なのに何とか着いていけました。
タイムマシンは出てくるわアンドロイドっぽいのは出てくるわで、あーここがキャラメルの原点なんだなぁって感じです。
この小説が成井豊氏のバイブルだったのかな?と。


役者は皆上手い人ばっかりなので観ていて安心できます。

猫がデカ過ぎるのもご愛嬌?(笑)

最後は上手くまとまって大団円。


たまにはこう言うのも悪くないですね。



で、「アプローズ」

いわゆる舞台裏の物語ですが、実は私この芝居「鳳蘭、毬谷友子」キャストで大昔に観てます。
確か梅田コマ劇場だったと・・・。


アンサンブルのダンサーさんにすっごく好みの人が居て、ファンレター書いたり、楽屋の出待ちして一言二言話した記憶があります。

その時に観た印象が「豪華!」だったのに比べ、今回は少人数のカンパニー。


でもそんなこと全く感じさせないパワフルなミュージカルでした。


まずマーゴ・チャニング役の前田美波里さん。
この人ほどマーゴにぴったりな女優さんはいないんじゃないかと言うくらい、大女優オーラ出てました。

気まぐれで淋しがりで、チャーミング。
スタイルもあのお年にして完璧!
歌は勿論お芝居すぱらしい。
これぞ舞台女優ですね。


それに引き換え元四季の女優さんらしい上田亜希子嬢。

歌も上手いんだけど、芝居もそこそこなんだけど・・・、あのマーゴに取って代わろうとするしたたかな娘にしてはパワー不足な感じが否めない。
もっと後半はギラギラしてていい筈なんだけど、さらっと流されて悪女って言うには力不足。

ビルもお歌は上手なんですが、歌が流れに乗ってない感じがしたのは私だけ?


元宝塚の女優さんがジプシー役のリーダーでしたが、動きに宝塚くささが出てて、いかにもな芝居が鼻につきました。

でも流石トニー賞を受賞している作品だけにエンターティメント感溢れるいい作品で、「あー久しぶりにミュージカル観たわ」な気分にさせてくれました。


ま、70%は前田美波里さんの力かも。


ロビーに演出をされてた「浜畑賢吉氏」がずっといらしてお客様とお話しされてました。

同じ役者さんの演出でも前に観た某役者さんとは違い力量を感じましたね。
「浜畑氏」に拍手!


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