キャラメルボックスの「アルジャーノンに花束を」を観てきた。
今回はダブルキャストなんだが「イグニス」のキャストの方。

感想はというと…、

正直面白くなかった。


こんなの初めてだわ、キャラメルを面白くないと感じるのは。


キャストも悪くないし、脚本が悪いわけでもないのね。
私が…、悪い?(ーー;)


原作は一時期とても流行った時に自分で買って読んだ。
とても好きな作品で何度も何度も読み返した、その当時の一番のお気に入りの一冊だった。

チャーリー・ゴードンが頭がよくなった結果、自が受けた手術の失敗と自分の将来の姿(末路?)がわかってしまうのが切なくて、彼はあのまま「せめて野に置け蓮華草」の様にパン屋で働く方が幸せだったのか?
それともアリスと恋をし、妹とも和解できた新しい人生の方が幸せなのか?
沢山考えた。


そしてその答えは未だに私は見つけられていない。


そんな私には2時間に端折った芝居は物足らなかったのか?


頭の悪いチャーリーのままでなら周りの人間は憐れみ受け入れてくれて、天才になったチャーリーは忌み嫌われる。
出る杭は打たれる的な場面もあったし、正直救われない話。


多分その「残酷さ」がはっきりと芝居に出せてなかったんだと思う。
ちょっと生ぬるい。

そこをきっちり演じられたらもっともっと観客に訴えかけられるのかなーと家に帰ってから考えた。

中途半端はよくない。
こっちも不完全燃焼だ。



半額チケットで観たので後悔はないけど、定価ならもっと怒ってたな。(笑)



次回は「広くてすてきな世界じゃないか」。

トリプルキャストだけれど、一回くらいは観に行こう。



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