四天王寺デート

2001年5月22日
同じ病気を持つ友人と、四天王寺と言うお寺で月一度開かれる市に行って来た。

古着や骨董が主に売られていると言う事をネットで知ったからだが、フリマ大好き人間の私も市は初めて。
う〜ん、期待高まる〜!

時間より早めに待ち合わせ場所に着いたが、友人と私、お互いにお互いの乗ってくる路線の電車の出口で待っていたため、15分ほど待ちぼうけ。

大まかな待ち合わせ場所指定しかしなかった自分を反省する。←おばか

で、その友人私を一目見るなり、
「わー大人っぽくなったね〜」

笑わせてくれる人だ・・・・。
わたしゃ今年40だよ。

でもそれって以前は若く見えたって事か?
んー、今の私の何処がいけないんだろうか・・・・しばし考える。

んでもって、2人して、いや彼女に連れられて(田舎もんなもので(^^ゞ)四天王寺に到着。

いや〜結構人がいっぱい。

ま、ほとんどが信心深いじ〜ちゃんば〜ちゃん達だとは思うが、市目当ての人も多し。

古い着物が目当てだった私、色々物色しては見るが、汚れてたりシミが多いものがほとんどでちょっとがっかり、かな?

でも活気があって、こてこて大阪のこの雰囲気、嫌いじゃない。

店を出しているおばちゃん同士は商売敵のはずなんだけど、もう永年の友達って感じでどこの店の店番もしてたりして
「この店のほんとの主は誰?」って感じが良い良い!

んー大阪のおばちゃんやな〜。

人が履き古した靴ばかりを売ってる店もある。

「誰がかうんやろ、そんなもん」
と思ってみていたら、結構買ってる人もいるみたい。

・・・・・・・・解らん。

私はと言えば、白い(ちょっと黒ずんだ、かな?)綿の帯と足袋をGET!

満足行く品物には出会えなかったけど、それはそれで良い。

お出かけできただけで幸せなのだから。

久しぶりに友人とも会えたし。

娘のお迎えの時間があったので早々に帰ることになって友人には悪かったけれど。

って言いながら、そのあと大急ぎで某百貨店の呉服市に行ったのは、この私。(笑)

いい一日でした。

昨日朝起きた時から体調は良くなかった。
相変わらずのだるさとめまい。

「あーやだなー、またこんな一日が始まるのかー」と、トホホ気分でいると、旦那さんが今日は電車で仕事に行くという。

家を出る時間も遅いと言うので、そーだ前から興味のあった「足裏マッサージ」なるものに行って見ようと思い立ち、旦那さんにくっついて電車で梅田に出かけた。

旦那さんと一緒なら途中で「いきだおれ」になったりしないだろうと思い、店まで一緒に行って貰った。

あった、あった!
くだんの店はすぐに見つけることが出来、そこで旦那さんとはさよなら。

おっ?看板に「英国式足裏マッサージ」と書いてある。

英国式?

何でも台湾式とかのイッターいやつとは違い、ソフトで痛気持ち良いんだそうだ。

とりあえず店の中に入り説明をしてもらい、25分で2500円のコースを試してみる事にする。

ストッキングを脱ぎ、ラベンダーの香りのお湯に5分足をつける。

う〜ん、心地良い〜。

それからおもむろに担当者が現われ、丁寧にご挨拶。

これも気分良い〜。

それから片足づつゆっくりソフトにもみもみして頂く。

静かでほの暗い店内にはリラックスムードが漂い、かすかに良い香り。
アロマテラピーってやつか?

モミモミしてもらううちに段々意識が遠のいて行く。

・・・・・・寝てしまった。

それくらい気持ちよかったのだ。

しばらくすると、担当者のお姉ちゃんがゆっくりと足を持ち上げ、ご丁寧にスリッパまで履かせてくれる。

うーん、女王様気分。

ストッキングを履いて、受付にて蕎麦茶を戴きコースはおしまいとなった。

気が付くとくらくらしていた頭が・・・それほどでもない。
やっぱ、リラックスしてたのが良かったのかなー?

それとも足の裏のツボにめまいに効くツボがあったのか?

まぁ、どっちでもいいや。
すっごく気分が良かったから2500円も惜しくない。

良い経験をさせて頂いた。
病み付きになりそうである。

めまいが楽になって元気になった私は、そのまま某百貨店のバーゲン会場へと向かったのであった。(笑)

ストーカー

2001年5月15日
またまた娘ネタ。

一週間ほど前から娘の様子が変だった。

あんなに幼稚園好きな子だったのに、幼稚園で泣いたり、バスではなく園にお迎えにきて欲しいといったり、とうとう行きたくないと朝駄々をこねるようになっていた。

おかしい・・・・・。
何かあったな?

2日ほど様子を見ていたが、行きたくない病は悪化するばかり。

理由を聞いてももう一つはっきりしない。

「誰も遊んでくれない」とか言うけれど、良く聞くとちゃんと友達と遊んでいたりする。
「お母さんと一緒が良いの」と言うばかり。

ますます変だ・・・。(おいおい!)

ただ苦手な男の子がいることだけは話してくれた。

ある晩どうしても明日行きたくないと言い出したので、
「先生にお手紙を書いてあげるからそれなら良い?」と言ったら、苦手な男の子に意地悪しないでと書いてと言ってきた。

ハイハイと言って先生への手紙には、幼稚園に行きたがらない事、幼稚園でよく泣いているらしい事、苦手なお友達がいるらしい事、新しいクラスになじめないのではないか、と言うような事を書いた。

翌日幼稚園から電話があった。

先生は新しいクラスになじめないのではないかと書いた事については
「お友達と仲良く遊んでいるから心配はないように思いますよー」と言われほっとしたが、その後
「苦手なお友達のお名前聞いてらっしゃいますか?」と言われた。

まぁなんとなく娘の口から出た名前を覚えていたのでその子の名前を言うと、やはりその子にストーカー行為をされていたらしい。

子供の事だから「ふっふっふ遅かったねー、何処にいってたのぉ?」なんて電話を掛けて来たりした訳ではない。(当たり前か)

何処に行くにもくっついてきて、ちょっかいを出されてた程度の事。

でも娘にはとっても嫌な事だったらしく逃げ回っていたそうだ。

先生がその男の子にどうして意地悪をするのか聞いたところ黙ってうつむいてしまったので、
「もしかして○○ちゃん(娘の名前)の事好き?」と尋ねたら、小さくうなずいたらしい。

可愛いから好きだからいじめる、と言う子供にありがちなやつ。

おおっ、もてるじゃないか我が娘!

我が娘は可愛い顔とは言えないと思うが、確かに女の子らしい。
髪型もしぐさも女の子そのものだ。
それが4歳男児にはうけるらしい。

先生が「いじめるより優しくしたほうが好きになってくれるよ、一緒に仲良く遊ぼうね」と言ってくれたのでその後ちょっかいは少なくなったみたいで安心した。

娘もまた元気に幼稚園に通いだしたし、私もほっとしている。

しかしこのストーカー行為、これで2度目。

年少組の時も同じ事があった。←(別の男の子ね)
そのときもべったりくっつかれて閉口していたように思うが、今ではそのことは仲良しさんになっている。

誰に似たのか娘はもてる。

私の人生にはそういった思い出は全然、全く、さっぱり無い!

いいなー・・・・。

ちょっと娘が羨ましかったりする母親であった。(泣)



クーピーペンシル

2001年5月14日
土曜日に家族3人で梅田(大阪)まで出かけました。

娘が英語教室で使うクーピーペンシルなる物を買うためなのですが、そんなもん近くのスーパーでも売ってるんですよね。
「サンリオキャラクターじゃないとやだ!」なーんて娘が言わなければ・・・。

まあ、気分良くお教室に行ってもらいたいと言う親心(下心?)もあって探しに出かけたのですが、1軒目の阪急百貨店。

・・・・・、ない。

フツーのクーピーしかなかったので娘のご機嫌悪し。

お腹がすいたと言う旦那さんのご機嫌も悪かったので、地下食でお弁当を買って屋上で食することにしました。

最近はメジャーではないけれど、私の子供の頃はデパートの屋上と言えば子供が遊べるような遊園地があったものでした。

今は・・・、ささやかながらあるんですねー。

小さいお子ちゃま向けの乗り物とか、ゲーム機とか規模は小さいですが。

娘が遊びたいと言ったので、3つ程乗り物に乗せて遊ばせてから2つ目の百貨店へ・・・・、と行きたかったのですが、エレベーターに乗ったとたんしくしく泣き。

????

どうして泣いてるのよー?

娘いわく、
「まだ遊びたっかったよー、楽し過ぎたんだもんー、エーン、しくしく。」

へ?何でこんなちゃちい乗り物が良いの?

子供の心は解らないものです。

2軒目の百貨店で見事サンリオキャラクターのクーピーをGET!
ついでにお菓子を買って娘のご機嫌取りもして・・・、さぁ帰ろうと思ったら旦那さんが「屋上遊園」の字を見つけちゃった。

やっぱり行くのね2軒目の屋上へ。(泣)

またまたちゃちい乗り物に乗って娘はご機嫌!

旦那さん曰く、
「遠くの遊園地に連れてっても、豪華な温泉に連れてっても結局こんなん見つけて乗るんやで、こいつは」
「別に遠くに旅行にいかんでも、こいつがこういう所で遊んでて楽しいんやったらそれでええんとちがうん?」

そう言って肩をポンポンされた。

私自身の病気のせいで、旅行にも連れて行ってやれない事を不憫に思っている私に「気にするな」と旦那さんは言いたかったんだと思う。

ありがとう・・・。

結局小一時間遊んで百貨店を後にしましたが、こんな所で良いんなら何度でも連れてきてやろうと思った1日でした。

しかしクーピー一箱買うために何時間出かけてたんだろ?
帰ったら折角干してたお布団が湿っちゃう直前でしたわ。

でもいい一日でした。

宝塚の「ベルばら」を観に行って来ました。

先日来より体調が優れなかったので、行けるかどうかが不安になり、夕べは旦那さんに不安不満をぶちまけ大泣きをしてしまった・・・。

着物を着て行きたいのに、今の自分の体調では自信が無い事、医者に薬を飲んでいれば7.8分どおりは普通に生活できるのだから良いではないかと言われ悲しかった事など、ベランダで延々泣きながらぶちまけた。

旦那さんはいつもどおりうんうんと聞いてくれた。

着物を着て宝塚にいける日はきっと来るから、無理して明日着なくてもいいじゃないかと言って、頭をなで続けていてくれた。

本当に私はこの人無しでは生きられない。

で、今朝起きたら・・・大雨。

夕べ悩んで悩んで、大泣きしたことはなんだったんだー!

大雨では着物どころじゃない。

朝、旦那さんが言った。
「着物ばかり買ってたから、今日着ていけるような洋服が無いんでしょ?」

大当たり!
何でこの人はこんなに私の事が解るんだろ?

ま、それでもピンクのアンサンブルとシフォンのスカートと言ういでたちで雨の中を出かけたら、あらら宝塚は降ってない。
着物のお方もちらほら。
でもそのお着物は・・・・、うーんやっぱり着てこなくて正解かもって思うくらい良いお着物。

またそのご婦人方、揃いも揃って良い御席で観てらっしゃる。
つまりコネで良い御席が手に入る位、地位、名声、資産がおありになるようなお宅の奥様ってこと。

夕べ悩んだ事は〜〜〜〜〜〜!

と言うつまらない事を考えながらも、3時間ゆっくり「ベルばら」の世界に浸らせて頂いてきた。

「ベルばら」は台詞もそらで言えちゃう位、独身時代に観ちゃったので新鮮さは無かったけど、やっぱりきらびやか、絢爛豪華!
う〜ん宝塚の18番、歌舞伎で言えば「忠臣蔵」だわね。

筋も台詞も解っているのに、ここぞという場面ではきっちり泣かせてくれる辺りすごいと思う。

これが良いのよ〜「ベルばら」は。

3時間の夢のあと、みんないそいそと阪急百貨店のお惣菜売り場に向かう辺りがまたなんとも面白くて良い!(笑)

さっきのキラキラお目目は?と言いたくなるほど、一気に現実に引き戻してくれるお惣菜を品定めする厳しい視線。

う〜ん、これぞ宝塚ファンの真の姿なのか?

私はと言うと、肉だのトマトだのブロッコリーだのとやたら買い込み、大荷物で電車に乗り込み帰って参りました。

あー、着物で行かなくて良かった!

体調不良

2001年5月5日
あわただしく過ぎてゆくGW。

世間ではUSJが初の入場制限を行ったの、関空の帰国ラッシュ予想だの言っているけど、我が家には全く関係なくいつもと同じ時間がゆっくり流れているだけ。

せめて一日くらい幼い娘の為にどこかに遊びに出かけてやりたいけど、いかんせん体が言う事を聞いてくれない。

タイトルどおりの体調不良。

いつも生理前にはホルモンバランスが崩れるのかめまいの嵐がやってきて、全く役立たずの主婦となってしまう。

うー、やだ。

今日も朝から横になったまま何もする気がおきなくて、激鬱時でも最低限していた洗濯物すら旦那さんに干してもらった。

うー、自己嫌悪。

ネットオークションで私の出品物を落札下さった、奇特な方へのお返事メールを書くという仕事は私しか出来ない為PCは立ち上げたけれど、本当言うとめちゃ面倒くさいと思いながらやっている。

何で女というだけでこんなに辛い思いを月一で体感せにゃならんのだと理不尽さにため息をつきつつ、今月も5日間程はクラクラする頭を抱えつつ、主婦業母親業をする事になる。

もう子供は諦めた・・・。

鬱の薬には催奇性の強いものが多いらしいし、ましてやこんな体で10月10日不安におびえつつ妊婦生活をする精神力など持ち合わせてはいない。

産んだ後とてあてに出来る人間がいない今、2人の子供を育てるのは不可能だと思われる。

何より旦那にその気はないらしい。

でも小さな子供は可愛いし大好きだ。
他人の子供でも知らず知らずに見入ってしまっている事が多い。

でも自分にはもう子供は産めない。

なら生理なんかもうなくても良いじゃないかとさえ思えるのに、こればかりは自分の意志でコントロールできるものでもなく、きっちり毎月やってきては
自律神経をしっかり乱していってくれる。

気分の落ち込みは他の「暖かくなるもの」、「ほっこり出来る時間」で何とかなる場合も多いが、体調不良だけは今のところ有効な対処法を見つけていないのでどうしようもない。

同じ鬱病の女性はいったいどうしてこの時期を乗り切っておられるのか知りたいものだ。

今日は小休憩

2001年5月3日
お疲れだけの帰省も無事終わり、自分の家に帰ってきました。

とりあえず父親の家は何とか片付き、大物は業者さんに任せるとして小物は必要最低限を残して捨ててきました。

広くてガラーンとした家。
こんな家だったんだと改めて実感。

私がこの家で過したのは8年ほど。
短かったようなそうでないような・・・。

思い出は沢山あるけど、今は封印しておこうと心に決めた。

あまり良い思い出は今の私の心からは出てこない。
辛かった事や、自己嫌悪に似た気持ち悪さだけが湧き出してくるから。

とにかく父の家で一泊、旦那さんに実家で一泊して、早々に大阪の家に逃げ帰って来たというのが本当の所かも。

最初は3泊の予定だったのを、私が旦那さんに泣きついて一日早く帰ってもらったから。

「もう心がもたない・・・」
私が旦那さんに言った言葉。

娘の毎晩の夜泣きも結構堪えたけど、やっぱり沢山の人(他人)に会うのは精神的にきつい。

「じゃぁ帰ろ」
旦那さんは言ってくれました。(感謝)

やっぱりこの家が私のシェルターなんだと一晩寝てみて実感しました。

今日は何処にも出かけない予定と決めたので、午前中は帰省荷物のお片づけと、その後処理に終われましたが、午後は旦那さんと一緒にお昼寝しちゃいました。

1時間ほどは眠れたし、それ以上の時間となると一人遊びをしていた娘も飽きてくるらしく、なにげに起こしにかかって来るので、丁度良い時間かな?

後は好きな着物を見たり、娘の相手をして過しました。

晩御飯はお蕎麦。
おやつの焼き芋(旦那さん作)でお腹一杯で、食欲のない3人はそれで良いのでした。

あー後2日でお休みが終わるー!(6日は旦那さんはお仕事)

旦那さんが側に居てくれるのはめちゃ嬉しいけど、月曜になったらあれ仕様これ仕様と、一人の時間の過ごし方の予定を思い描いて楽しみに待っているのも本当。

3人の時間と1人の時間、どちらも私の心には大切なのです。

GWがやってきた。

2001年4月28日
また今年もGWがやってきましたね。
また民族大移動が始まるのかと思うとちょっとブルーな気分にもなってきますね。

どこに行っても人人人!

けれど働き蜂日本人の哀しい性なのか、長期の休みには「どこかに出かけなければ!」と思ってしまうのでしょうね〜。

主人の実家も、私の家のほうも、帰って来るものと思っている様子が見え見え。
ううー気が重い・・・。

まっ、父親の家のごみも捨てなければいけないし、帰らないといけない事は解かってはいるんですが・・・。

という訳で我が家も民族大移動の波に呑まれることとなりました。はぁ〜・・・・・

もうすぐ母の日も来るし、この際ついでにプレゼントを渡してしまえと今日、梅田の百貨店に買いに行って来ました。

パジャマも、バッグも、花も、洋服も、傘も、お財布も、み〜んな贈ってしまいネタが尽きてしまったので、今回は甘い物好きの義母にはちょっと高級和菓子を贈る事にしました。

高級と言えば百貨店。

ここに入っている菓子店ならば安心かなと買いに行ったのですが、その代金は商品券でお支払いしちゃったんですね〜。

で、その商品券は義母にもらったものだったりして・・・(^^ゞ

有効な自転車操業ですな。

だって今度帰ったときもきっと何かしら貰って来るに決まってるんだもん。

百貨店に行く話が出たときに、着物で行ってみようかな?とふと頭に浮かび、早速この間届いたばかりの大島とこれまた新品のローズ色の帯を出してきました。

ん〜、買い物依存症の産物2品。
着てみると大島はやっぱり艶が良いー。
帯も正絹きゅっっと締まる。

他は安物ばかりだし、おまけに一緒に付いて来た旦那はジーンズによれよれシャツ、子供は鼻たらしてるんだけど、しばし良き物を身に纏ってうっとり。

ソフトクリームを持った娘とはさりげなく距離を取って歩いたりして。
だってぜぇーったい付けるに決まってるんだもん。

ま、これが我が家のGW第一日目でした。

気分が落ちない間に用事を済ませてしまいたいものです。
鬱の波の中ではただの役立たずですから、私。

買物依存症

2001年4月26日
以前から書いてますけど、私はネットオークション狂です。

とにかく何か入札してないと気が済まないし、すごく欲しい訳でもないのにオークションで競り合っちゃって、無理にでも落札しちゃう時もあります。

もちろんあとは後悔の嵐ですが・・・。

それがひどくなってきています、最近。

今日も着物2枚送られて来ました。

先日落札した品物。

買う半面で売ってもいるから、自転車操業で家計には響いたりしないんだけど、やっぱり自分でもおかしいと思います。

普通鬱病って欲が無くなって行くらしいんですよね。
最初は確かに物欲どころか一日を苦しさの中で生きるのに精一杯で、物が欲しいとか考えもしなかったんですけどね、でも今は自制が効かないくらい何かを買いたいと思ってしまいます。

買うことが楽しいんであって、物が届けば梱包を開いて一度中身を見たらそのままタンス行きだったりする事も多々あります。

もう和ダンスはどうしようもない状態。

旦那さんが小物をしまう為に小さなタンスを買ったらどうかと言い出す始末。

しまう所のない小物は、部屋の床の上に並べておくしかないので、そういうのが嫌いな旦那さんはそう言うんだと思います。

私だってきちんとしまえたらその方が部屋も片付くし気持ち良いのは判ってるんだけど、タンスを買って空きが出来たら?

それを埋める為に必死になって何かを買いそうで怖い。

買物依存症。

祖父も父もそうだった。

血のなせる業なのか、私のストレスの行き場所なのか?

旦那さんにも話して、私が大きな買物をし様としてたら止めて欲しいと懇願しました。

一体私が本当に欲しいものはなんなんだろう?

いちご狩り

2001年4月24日
日曜日ちょっと浮上しました。

朝、急に
「いちご狩りにでも行こうか?」
と旦那さんが言い出したので、慌てて支度をして以前ネットで調べていた農園に車で向かいました。

30分ほどでいちご畑に到着〜。
お天気も良く、ちょっと肌寒かったけど気持ちの良い日でした。

「背が届くかなぁ?」
と娘が心配していたので、
「なんで?」
と尋ねると、
どうやらイチゴはぶどうのように樹にぶら下がって房になって生っていると思っていたようで、慌てて地面から生えている事を説明すると、
「あー、自分で採れるんだぁ〜」と喜んでいました。

そうだよねー、パックに入ったイチゴしか見た事無いもんねーとなんとなく納得しちゃいました。

私も落花生は樹に生ってると最近まで思ってたし・・・、田舎に居ないと解らない事も多いんですよね。

イチゴ畑でお金を払い、ビニールハウスに入ると、小さな赤い実が一杯で娘は大喜び。

でも私は自分のイチゴを摘むのに必死になってしまい、気がついたら娘は一人で途方にくれていました。

摘み方が解らなかったのね・・・。

一緒にイチゴを摘んでやると、嬉しそうに自分で採ったイチゴをパパに見せたりして上機嫌でした。

でもイチゴってそんなに食べられなーい!

水分が多いのでおなか一杯になっちゃうし、それにやっぱり飽きる。

適当な所で切り上げて、途中のパン屋さんでサンドイッチと食パン(?)を買って近くの公園で少し遊びました。

娘はマヨネーズが嫌いなので、パンは殆ど食べずにすぐ遊びに行ってしまいました。

で、帰りの車でやっぱりお腹がすいてしまい、仕方ないので翌日の朝食用にと買った食パンを少しづつちぎって皆で食べていたら、あらら!、大きな食パンが3分の一ほどに。(笑)

やっぱり焼きたてパンはそのままでも美味しい!

そんなこんなで疲れたけど、鬱のほうは何とか持ち直しました。

やっぱり緑とか青空とか、土、水、そんなものには癒し効果があるのでしょうかね。

それとも食いしんぼの私には美味しいものが効くのかな?



鬱です・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

お天気のせいもあるのか、いきなり楽しくない状態に突入です。

昨日の着付け教室までは結構めまいがあっても気分は落ちなかったのに、今日は全然だめで石のように固まってます。

旦那さんにくっついてホームセンターに行ったものの、10分程したら涙が出てきて困りました。

旦那さんも気分を盛り立てようとして「ミスド」に連れてったりしてくれて、緑の多い所に車を止めて車内で一緒に食べました。

でも会話が弾まない。

辛い、辛いばっかりになってしまって。

家に帰り着いて、旦那さんが娘のお迎えに行ってくれたのですが、その間少し眠ってしまったようです。

疲れてたのかな?

今日は旦那さんが御飯も作ってくれそうなので、好きな事だけして過しています。

旦那さんも趣味の日曜ならぬ、土曜大工に精を出しているし・・・。

あー早くうつうつから脱出したいぞ〜!

めまい持ち

2001年4月19日
あー、やだやだ!

頭の中がぐるぐるしてるぅ〜。

めまい持ちになってかれこれ3年半。
いい加減慣れそうなものですが、こればっかりはなった人にしか解らない気持ち悪さです。

でも明日は着付け教室の日。
行きたいよぉ・・・。

鬱の気分の落ち込みを、着物を着る事でUPさせようと思っているのですが、それ以前の問題かも・・・。

ここ2日ほど、全くといって薬の効果を感じられないでいるので、それ以外の方法で気持ちを持ち上げないと仕方ない状態です。
ちょっとしたスランプ状態かな?

何がいけないのかな?と考えてしまいがちなのですが、お医者様によるとそう言う事は考えちゃいけないそうです。

ただ波が通り過ぎるのをゆったりと休んで待つって位が良いそうなのですが、少しでも手立てはないものかと考えてしまう私。

だって、4歳の子供を抱えてるんだもの。
お母さんは24時間営業の年中無休(給)だぞ。

治ってくれよ〜!

ちょっと愚痴ってもいいよね。
日記なんだもん。


母親として・・・。

2001年4月17日
昨日は世間で言う給料日でした。(うちの旦那さんは自営業だから振込み日)

神戸屋レストランでささやかながらディナー。
かなり久しぶりの外食です。

子供には私達夫婦の料理を取り分けてやって、それも美味しいとこはみんな子供にあげちゃったりして、それでも夫婦でニコニコ。

子供がプリンを美味しそうに食べてる顔を見てたら泣きそうになっちゃった。
私がずーっと欲しかったのはこんな普通の幸せだったんだと思って・・・。

鬱病だからしてあげられない事はどうしても多いし、罪悪感は常に頭から離れないけど、治療を受けて1年余り、何とかここまで出切るようになって、やっと 私は母親なんだと思えるようになった。

ずっとずっとみんなの重荷でしかない、私である必要はないんだって思ってた。
でもこうして一緒にいるってこと、それだけでも良いんだなって今日は思えた。

不要な人間から一年かけてここまでやっと這い上がった。
私はこの子の母親で、それはきっとこの子にとって誰も代りは出来ないんだって。

これから少しづつ時間をかけて失った時間を取り戻したい。
自分の心の葛藤で精一杯で、その間与えてやれなかった愛情をこの子にかけてやりたい。

普通のお母さんがやっている事をあたり前にこなしていきたい、って言う目標には変わりはないけど、
今それが出来ないからって自分を責めるんではなく、いつか出来る時が来たら一杯してあげれば良いのかも知れない。

その日がいつ来るかは解らないけど・・・。

取り戻せるかなぁ?許してもらえるかなぁ?待っててくれるかなぁ?

そんなこと思った一日でした。

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いつの間にかお気に入りに登録くださっている方が増えていて、とても嬉しく思っています。

皆さんが読んで下さるから書き続けられるんだと感謝しています。
これからもどうぞよろしく!
 

ストレス解消法

2001年4月15日
なんだか日記を書くのも久しぶりなような・・・。

ま、お気楽に書こうとする姿勢が私には大事なんでしょうが、時々嬉しい苦情を頂くので・・・。

「まだ日記更新してくれんと?」

ハハハ、誰の事だか判る人には判っちゃう〜。

という事で一週間の出来事です。

娘の幼稚園も始まり、また忙しい一日を過ごしております。

とりわけ朝の戦争状態は小さい子供さんをお持ちのお母様には解って頂けるかと思いますが、
「早くしてよー!」と言う言葉の連発で、子供を送り出すところまでこぎつけるのであります。

娘の幼稚園バスの出発は早い!

朝は8時に出発ですよー。
7時50分には家を出ないといけないじゃないかー!

それでもって新学期という事で10時半お帰りだったりして・・・(涙)

行ったと思うとすぐに帰ってくるんですよね。

そんなこんなであっという間に一週間は過ぎ、土曜日。

旦那さんは仕事、娘はお休み。
比較的気分も良いので、我が住む○○市、市職員主催のリサイクルバザーに行ってみる事にしました。

新聞に折り込みチラシまで入っていたし、市民会館で催すと書いてあったのでちょっと期待してしまったのですが・・・。

いやー、せこい!!!

たっぷりとはいかないが、身銭を切って払っている市民税に比例する位の催しをやって欲しいもんですねー。

無料配布されるのは、なんと「堆肥」!

た・い・ひ、肥やしよー。

リサイクルが趣旨って言うのは解るんだけどね、わざわざ足を運んでくれる市民の皆様にもう少し良い物配布してくれたっていいんじゃないですか?

何とかの苗木とかさぁ・・・、ダイオキシンを出さないラップとか・・・。

堆肥だよ〜。
お隣の市の友達にも話せないじゃん。
「堆肥もらえるんだよー」なんてさ・・・。

バザーも大した事なかったしね。
と言いながら袋一杯買って来たくせに・・・。

娘を連れて行ったので、つまらないものを結構買っちゃいましたよ。

キャラクターのコップとか、ぬいぐるみとか、どーでも良い物。

ま、こうしてささやかながらお金を使うっていうのが、今のところの私のストレス解消法だったりするんですね。

今日もフリマに行っちゃったし・・・。

ネットオークションで色々家庭にたまった不要品を出品しつつ、こうしてどーでもいい物を買い続ける私。

どっか矛盾してる様な気もするんだけど、この自転車操業が私の精神衛生上、非常に良い効果をもたらしている事を評価して、旦那さんも黙認してくれています。

家の中でぐずぐず言ってられるよりよっぽど良いらしいです。

そう言えば今日はフリマの合間にレジャーシートに寝っころがって見た、蒼い空となごりの桜、きれいだったなー。

なんかこういう感動って久しぶりだったし、これを美しいと感じる心を持ち続けられる自分でいたいです。

激鬱のときには感じられなかった事。

やっと取り戻しました、一年かかって。

大忙しの日々

2001年4月9日
桜もう散り始めちゃってますねー。
桜吹雪の下を歩くっていうのも好きなのですが、出切ればもう少し眺めて居たいっていうのが本音ではないでしょうか?

道中桜を眺めながら、土日に実家に行って来ました。

勿論実家の片づけがメインの仕事だったのですが、そのほかにも父のお見舞いにも行きたかったし、お墓参りも、主人の実家にも顔を出さないとまずいかな?とか色々欲張りに考えてしまって、気ばかり焦った2日間でした。

結局父の見舞いと主人の実家には何とか行けましたが、すべてが中途半端な気がして・・・。
今度はもっと・・・と考えては、
「いけないいけない、頑張っちゃいけない病気なんだ」
と思い直したりして、自分の性格を反省したりしてます。

実家は物で溢れかえっていましたので殆どの時間をその片付けに取られてしまいました。

その中には「なぜだー!」と絶叫したくなるものも沢山ありまして・・・。

例えば、一人暮らしの年寄りの家になぜマッサージ椅子が3つもあるんでしょうね。
何ヶ国語にも変換できる電子辞書があるんでしょうか、それも3つも。
あれもこれも???と思われるもので一杯でした。

でも大変だけど結構楽しかったんですよ。
姉と旦那さんと3人で色々話しながら一日作業するっていうのは。
気心が知れた仲って言うのは心地いいものです。

結局大量のごみは次回ゴールデンウィークに処分しにもう一度帰るということで話がつき、実家を後にしました。

使えそうなものは姉と私が分担して持って帰ると言う事になったので、帰りの車内はもう色んな匂いで一杯。
布団に石鹸、電気ポット、小型ミシン、その上に主人の実家から持ち帰った食材。

全部荷物を下ろし終わったあと、あの「ファブリーズ」のお世話になりました(笑)。

我が家は今色んな荷物が一杯、ワンダーランドです。

これから少しづつ片付けていこう・・・。

今日から新学期。
わが娘も元気に幼稚園に行きました。
新しい担任は、年少組の時と同じ「かおり先生」。
娘も私も大好きな先生です、良かった。

年中組になって、今度入ってくる小さなお友達に色々教えてあげるんだと張り切っています。

娘に置いていかれないように、2年目に入ったこの病気とどう付き合いながら生きていこうか、考えないといけませんね。

それにしてもこの匂い。
車の荷物の匂いが、そのままこの家の匂いになるとは考えてませんでした。

甘かった・・・。

おーい、ファブリーズ!!

お花見?

2001年4月3日
花冷えと言われた日曜日、なんでこんな日に?と思いながらお花見に出かけました。

行き先は万博記念公園。

今は丁度「桜祭り」の最中であちこちにのぼりが上がったりしていやでもムードを盛り上げてくれます。

と・こ・ろ・が!
万博公演までの道路は大渋滞。
何時までたっても着きそうにはなく、駐車場に入るにもきっと何時間も待たされるだろうと旦那さんは言います。

しかたないっ!
いつもの手です。

モノレールの万博公園駅の一つ手前の駅周辺に車を止め、モノレールに乗って万博公園へ。
これが一番早いのです。

そこまでして花見に行きたいかー!(笑)

いえいえ、花見はまぁついで。
公園に着くとお昼御飯もそこそこに旦那さんと娘をほっといてフリーマーケットにGO!

万博公園はフリマの名所でもあるんです。

娘のご機嫌をPHSで確認しつつ、しばし買物三昧。
その間娘と旦那さんは公園内の遊具で遊んでもらいます。

前は一緒に行ってたんですけど、男の人ってあんまり興味ないみたいで、すぐ帰ろうと言い出してつまんないので別行動にしました。

買いものったってほとんど娘のおもちゃだったり洋服だったりと、自分の物なんて見ちゃぁいないんですけどね。

それでも100円、200円単位で色んな物を買えるんですからストレス解消にはもってこいです。

2時間ほどあちこち見て周り、すっきり購買欲を満たした私は旦那さんと合流。

後は桜を見ながら遊んだり、ボートに乗ったり。
暗くなり始めてから慌てて家路に着きました。

家に帰ってから買ったものを大公開。

娘は小さなうさぎのぬいぐるみをとても気に入ってくれ、「うさぴょんチャン」と名前をつけて可愛がってくれています。
あとはほとんど娘の服。

それとなぜか着物が一枚。

どれでも一枚500円で着物が売られていたので気に入った柄のを一枚買ってきたら、あららサイズがぴったり。
いい買物でした。

こんな風に大好きな旦那さんと一緒に好きな事をしていられたら病気になんてならなかったんでしょうね。
とっても贅沢な事ですが・・・。

翌日は筋肉痛に悩みました。
ボートって足こぎボートだったんですよー。
お尻のほっぺたがイターい!

でももう今は「次はどこのフリマをねらうかな?」ともくろんでいる私です。

ちょっとだけ浮上?

2001年3月31日
劇鬱だった3日前より少し楽になってきました。

めまいは相変わらず頼りない感じだけれど、幾分気分が落ち着いてきたって感じです。

だからと言って自分から出かけたいって気持ちにはならないんだけど・・・。

今日は予約していたPHSが届いたとの連絡があったので、早く帰って来た旦那さんの車でちょこっとお出かけしました。

今度のPHSは携帯並みの機能充実機!
i−modo対応のHPは見られるは、メールももちOK、今どこサービスまで付いている優れもの。

ま、これを使いこなせる自信など全くありませんが、ネットオークション狂の私にはありがたい代物です。

今日は旦那さん夜中にお帰りのはずだったので、昼過ぎに帰って来られて大慌て。

家の中はおもちゃで一杯だし、私なんて着付けの練習をしていたので着物姿でお出迎えしちゃいましたよー。

気分が上向きになるかな?と思ってちょっと着物を引っ張り出してあーでもないこーでもないと汗だくになって着ていたら、帰るコールがあったんですよ。

別にやばい事をしていたわけではないのに、一瞬「どないしよ!」と思っちゃいました。
いまさら脱ぐのも惜しいので、そのままお出迎えしちゃったと言うわけです。

で、そのまま着物で出かけちゃいました。

流石に寒かったのと帯結びに自信がなかったので道行を羽織って出かけましたが、やっぱり私と同じ年頃の女の人は着物を着ないらしく、皆さんの目線を感じましたね。

お?珍しい!ではなく、卒業式か?って目でご覧になってたとは思いますが・・・。

とにかく自分で着た着物で街にデビューです。

これで鬱々気分が良くなるといいのですが。

娘に聞くと「着物キレー!」とのお褒めの言葉を頂きました。

旦那さんは・・・、「いいじゃん!」でした。

てへへへへ。

体調不良

2001年3月29日
一昨日の夕方から鬱に突入です。

前は気分の落ち込みが酷かったのですが、今回は体にきました。
頭がくらくらしてまっすぐに歩けなかったり、酷い頭痛がしたりと不愉快極まりない状態です。

まぁ慣れてはきましたが、外に出られないので自然娘は欲求不満状態、些細な事ですねたり泣いたりと結構厄介です。

気分が悪い時くらい静かにして欲しいとこちらは考えるのですが、まだ彼女には通じない所もあって、つい大きな声で叱ったりして余計に泣かしてしまう事もあります。

今日は夕方少し気分も良くなったので旦那さんと娘と買い物に行ったのですが、ここでもぐずぐず言い出す始末。

買って〜!とか抱っこ〜!とか・・・。

「どうして今日はそんなにいい子じゃないの?」
と聞くと、
「いっつもこんなだよ〜」と旦那さんが言います。

へ?いつもパパと買物に来るとこうな訳??

どうやら私と居るときの顔とパパと2人きりの時の顔は違うようです、この娘。

私が病気だから我慢させてる分パパにわがままを言う事で発散させてるようですね。
ちょっと反省です・・・。

明日は着付け教室の日ですが、行けるかどうか・・・?
せっかく着物を買い揃えていると言うのに、これでは着物コレクターになってしまう〜!。

嬉しくない知らせ

2001年3月27日
夕刻姉から電話がありました。

入院中の父の事でしたが、父の痴呆がかなり進んでいるとの事で、姉妹揃って頭を抱えています。

本当に入院させてよかったのだろうか・・・?
2人の胸中は共にこの疑問にたどり着いています。

電話の内容だけですべてを判断する事は出来ないかもしれませんが、父には孫(私にとっては甥)の事も判らなくなっている様なのです。

「会社が潰れそうなのでちょっと行ってみて来る」
「○○浜に行って来ようと思う、家が心配だから」

こんな電話もあったようです。

勿論会社はとうの昔に定年退職しているし、家ももう売ってしまって今は新しい持ち主が住んでいます。

看護婦さんに聞くと、父は一日に何度も紙袋に帰り支度をしては病院を出て行こうとしているそうです。
「どこに行くの?」と尋ねるとおとなしく病室に戻って行きはするそうですが、また同じ事を繰り返すらしいのです。

また何度も姉の家に電話をかけて欲しいと頼みに来るそうで、もう電話番号すらも父は覚えていないのです。

「どうして何度も電話してくるの?」
と面会に行った姉が尋ねると、
「電話かけると胸がスーッとするんや」
と答えたそうです。

私の所にも電話をかけてきたいようなのですが、姉が私の病気の事を看護婦さんに話し、そっとして置いてやって欲しいと電話をかけて来ないようにお願いしてくれたそうなのです。

姉には頭が下がります。

こちらからかけてやって欲しいと姉は言います。
声が聞きたいのだろうと。

でも今はかける勇気がどうしても出ないのです。
姉からの電話を聞いただけでもこんなに体調が悪くなってしまう私が、父に電話をかけるともっと落ち込んでしまうんじゃないかと・・・。

自分勝手は判っていますが、やはり怖い・・・。

父は言ったそうです、大阪に居る妹に電話して欲しいと。

私は父親の中では妹なのでしょうか?
私の事も忘れちゃったのかな?

私の宝塚

2001年3月24日
さっきネットオークションで宝塚歌劇の「ベルサイユのばら」のチケットを入手しました。パチパチ

子供の幼稚園の都合もあり、日程が非常に厳しいのでなかなか観には行けないのですが、こうして時にはゆっくりと観劇としゃれ込みたいものです。

私と宝塚との出会いは20年近く前になります。
当時大活躍していた「大地真央」さんの大ファンだった友達に誘われて見に行ったのが最初です。

お恥ずかしいのですが、当時流行していたジャズダンスなるものを私も少しかじっておりまして、
「すごいダンスが一杯見られるよ!」との友人の誘い文句にふらふらっと来て観に行ってしまったんですね〜。

一回目はダンスがかっこいい!位にしか思わなかったのですが、2回目で「ハマッタ」んですよ、これが。

男役の魅力って言うんでしょうか、これに魅せられちゃったんですね。
「こんなかっこいい人がこの世にいるんだー!」
ってなところでしょうか。

それ以来独身時代は殆どかかさず、毎公演、時には月に2回3回と大劇場に足を運んだ時期もありました。
もちろん前売りにも並びに行きましたよ〜。
「ベルサイユのばら」の時は始発電車で前売りの列に並んで買いに行ったものです。

そうこうしている内に結婚、出産と自由に外出もままならない時期が来て、心とは裏腹に足は遠のいて行くばかりでした。

大好きだったスターさんもその間に退団されてしまいましたし・・・。

でもこうして少しだけれど自由な時間が持てるようにやっとなった時、また宝塚が「ベルサイユのばら」をやると聞いて、心はにわかにざわざわとし始めました。

ほんの束の間だけれど、私を夢の世界にいざなってくれるあの宝塚にまた会いたくなったのです。

この一年、病気に悩み、苦しみ、それでもここまで一生懸命歩いてきた自分にご褒美の意味で行ってみることにしました。

そしてチケットを手に入れた今、心はもうそわそわに変わっています。(笑)

宝塚は夢の世界であると同時に、私を娘時代にタイムスリップさせてくれる不思議な時空間だと言う事に気がつきました。

大震災で街の姿はすっかり変わってしまっても、あの街を歩いている間、私はあの頃のままの私で、そして大劇場の赤いソファに座っている3時間、私は恋をする女王様なんです。

横に座っているおばちゃんもおばあちゃんもね。
みんなでタイムスリップ!

あー、待ち遠しいなぁ・・・。

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